倹約は偉大な収入なり「節約術」の話。(固定費編)
前回は、節約する上での大原則として、自分の使おうとしているお金が、「固定費」なのか「変動費」なのかを意識するというお話をしました。
そして、節約の基本は「固定費」の削減 にあります。
固定費削減のコツは、ずばり、プランの見直し です。
つまり、最初に決めた額がずっとかかっていくので、最初の契約が肝心 です。
では、三大固定費である「家賃」「保険」「車」について考えていきましょう。
賃貸は直接管理している不動産屋さんで借りる
賃貸の場合、プランの見直しというと毎月かかる家賃 になります。
それを出来るだけ安くするということは、借りる前に、出来るだけ良い条件の物件情報を手に入れる ということになります。
今はインターネットで物件情報を探すことが多いと思いますが、結論を言うと、こちらのサイトがおすすめです。
『 不動産ジャパン 』
このサイトの特徴は、大屋さんと直接繋がっている不動産屋さん(元付け業者)の情報がわかる点です。
以前、元付け情報は、不動産業者だけが利用できる「レインズ」というシステムでしか見ることができず、一般の消費者は閲覧することができませんでした。
それが 実質一般公開 されたといえるのが「 不動産ジャパン 」です。(ホームズやスーモだと、どこが管理しているかわからないんですよね)
直接管理している不動産屋さんと最初から契約するメリット はいくつかあります。
自分の実体験から言えるのは、
- 契約がスピーディー。
- 余計なオプションをつけられない。
- 入居日の融通がつきやすい。
- 家賃の値下げ交渉がしやすい。(更新時も)
- 仲介手数料の消費税をオマケしてもらえた。
など、大屋さんと直接繋がっているからこそできるメリット がたくさんあります。
時間がかからないというのも、大事なコスト削減 です。
また、大手の仲介業者を挟んで契約すると、不要なオプション(除菌クリーニング、防災グッズ、暮らし安全サポートなど)を付けられて、無駄な出費をしてしまう場合があります。
はっきりいうと、それらはほとんど不要です。
暮らし安全サポートのたぐいは、今は電力会社やガス会社がやってくれます。
なので、直接管理している不動産屋さんと契約するのが一番 です。
だいたいそういう不動産屋さんは、地元から昔からあるような不動産屋さん が多いです。
賃貸は、最初の家賃額と初期費用をいかにおさえるか がポイントです。
いい情報を仕入れて、賢く節約できるといいですね!
健康保険があれば、民間の医療保険はいらないのか?
多くの人が保険に入る理由として、「 病気になった時の手術代や入院費をどうしよう 」だと思いますが、国民が強制的に入ることになっている国民健康保険には、高額療養費制度 といって、同一月にかかる医療費の 自己負担額の上限が決まっています。
上限は、その人の収入にもよるのですが、ほとんどの人が 8万円ぐらい が上限です。
なので、医療費に100万円かかっても、およそ8万円で済むという、とっても有り難い制度なのです。
これには、入院のベッド代も含まれていますが、個室や少人数部屋などを希望する場合は、別途、差額ベッド代 が必要で、これは 健康保険適用外 になりますので、これをカバーするのが、民間の医療保険なります。
ただ、ガンでも平均入院日数は20日間なので、そのために、毎月高い医療保険を払うぐらいなら、その分、現金として貯金しておいた方がいいというのが自分の考えです。
どうしても入っておきたいならば、都民共済 や 全労済 などの掛け金が安い共済型の保険がオススメです。
民間の保険には貯蓄型保険という、年金のように積立てて後から支払われるタイプの保険がありますが、あれは一見、掛け捨てでないように見えますが、毎月の保険料にきっちりと、積立金も含まれています。
保険は保険、積立は積立とわけて選択することが大事 だと思います。
以上が、保険についての節約のお話になります。
カーシェアリングを賢く使おう
最後は車の節約術についてです。
車は、ガソリン、駐車場、自動車保険、車検など、買ってからも維持費が大変かかります。
住んでいる場所によっては、必要経費として割り切らないといけない場合もありますが、都会であるならば、バスや電車などの公共交通機関が発展しているので、正直必要なかったりします。
震災以降、カーシェアリングというのが都会を中心に流行ってきました。
保険料もガソリン代も税金もかからない ので、近くにカーシェアリングのステーションがある人はぜひ、検討してみるといいと思います。
これからは、車を買うものではなくなるかもしれませんね。
以上が、「固定費」の節約術の話になります。
次回は、「変動固定費」のお話をします。