あなたにとって「働く」とはどういうことですか?
「働き方1.0」は半農半X・週末起業。
「働き方2.0」は小商い・月3万円ビジネス。
「働き方3.0」はパラレルキャリア。
というお話をしてきましたが、結局、それらはその時の社会背景の違いがあるにせよ、どれも「 働くということはお金を稼ぐということだけではないよね? 」という共通の精神を感じます。
お金の話といえば、よく「資産運用」や「節約術」の話になりますが、まずは、その 前提となるお金を稼ぐということ、つまり「 働く 」ということを最初に考えてみました。
「働く理由なんて、そんなのひとそれぞれだ」
それは確かにそうでしょう。
では、
「あなたにとって「働く」とはどういうことですか?」
と聞かれた時に、それになんと答えるでしょうか?
きっとその答えが、その人が どんな「働き方」をするのかを決める のだと思います。
最後に、自分が「働く」ということを考える上で勉強になった、おすすめの本を紹介して終わりにしようと思います。
『本当の仕事 自分に嘘をつかない生き方・働き方』(榎本英剛 2015年)
『僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?』(木暮太一 2012年)
次回は「貯める(ふやす)」ということ、資産運用の話をしようと思います。
新しい働き方「パラレルキャリア」の時代。
今回は、いよいよ「 働き方3.0 」の話をします。
「働き方3.0」は パラレルキャリア です。
パラレルキャリアとは?
パラレルキャリアとは、元々、経営学で有名な ドラッガー博士 が提唱した働き方で、実は歴史が古いです。
以下の著書の中で述べられています。
『明日を支配するもの―21世紀のマネジメント』(1999年)
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どんな働き方か簡単にいうと、本業+α の働き方で、αは 社会活動 であるというところが特徴です。
ドラッガー博士は、非営利組織の経営についても深く研究しており、これからの組織は非営利組織から学ぶことが多い といっています。
非営利組織は、売上を達成することよりも、ミッションを達成する方が大事 です。
なので、採算がとれなくても、ミッションを実現するのに必要であれば、儲からないからといって事業を撤退しない・できない という特徴があります。
本業+α(社会活動)のメリットは?
話が少しそれましたが、本業+αのαの社会活動というのは、公共、公益的な非営利的な仕事 を指すこともあれば、必ずしも仕事ではなく、文字通り ボラティア活動 であったり、自分のスキルを無償で提供する (プロボノといいます)といった活動も含みます。
また、その活動で 知り合った人たちとの繋がり や、そこで 経験したこと が 本業にも良い刺激として活かされ、相乗効果を生む といったメリットもあります。
『時間と場所を選ばない パラレルキャリアを始めよう!』(石山恒貴 2015年)
時間と場所を選ばない パラレルキャリアを始めよう!―――「2枚目の名刺」があなたの可能性を広げる
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何か人の役に立ちたい と思う人が震災後にたくさん増えたのと、だからといって 生活の安定も大事 と考える人に支持された働き方だと思います。
本業は会社勤め をしながら、αで個人事業 としてワークショップを主宰する人もいます。
また、その逆で、フリーランスで個人事業 をしている人が、αとしてNPO法人で勤務 するといったパラレルキャリアもあります。
パラレルキャリアのポイントは、実は 事業所得と給与所得の両方得ること ではないかと思っています。
個人としての自立を得ながらも、会社で働く事の恩恵も得られる。
まさに、新しい働き方ですね。
以上が「 働き方3.0 」です。
新しい働き方「小商い」と「月3万円ビジネス」の時代。
新しい働き方「小商い」と「月3万円ビジネス」の時代。
前回「働き方1.0」が半農半Xと週末起業であると書きました。
今回は「 働き方2.0 」についてお話しようと思います。
「働き方2.0」とは 小商い と 月3万円ビジネス だと思います。
これは、リーマンショック(2008年)や震災(2011年)後に現れた働き方です。
それぞれを簡単に説明します。
小商いとは?
読んで字の如し、小さな商い、スモールビジネスのこと です。
この働き方の特徴は、自分の持っている技術やノウハウを活かし、自分だけでできる規模を維持しながら商売する ところです。
クラフト系などのDIY精神を持った、ものづくり系 の人が多い印象です。
『ナリワイをつくる: 人生を盗まれない働き方』(伊藤洋志 2012年)
月3万円ビジネスとは?
基本的には小商いと精神は同じなのですが、小商いがあくまで1種類の仕事なのに対して、こちらは 月3万円ぐらいの仕事 を「 月に10個やれば、30万稼げちゃうじゃん 」という働き方です。
ちょっとだけ手伝ってほしい仕事や、月に3日だけ手伝ってほしいというようなニーズは意外とあるもので、人と人との繋がりを大切にする ところが特徴です。
また、ワークショップ系とも相性がよく、複数の仕事を持つことで リスクの分散 にも繋がります。
『月3万円ビジネス』(藤村靖之 2011年)
2つの働き方とも、実態のないマネーゲーム社会や無責任な大会社にうんざりしていた人に 自分ができる大きさで、自分の手を使う実感のある働き方 として支持されたのだと思います。
ただ、どちらの働き方も何らかの技術やノウハウを持っていないと始めるにはハードルが高いです。
また、お手伝い的な月3万円ビジネスも、年金や健康保険料を毎月支払ったり、養う家族がいる場合には、なかなか不安定で難しい働き方だと自分は思います。
以上が「 働き方2.0 」になります。
新しい働き方「半農半X」と「週末起業」の時代。
お金を「稼ぐ」とは、つまり「 働き方 」のことではないでしょうか。
2000年頃から、就職しても同じ会社にずっといないで、転職することが珍しくなくなってきました。
また、お金よりも自分の好きな事をやりながら、そこそこに安定した生活ができればいい という価値観も生まれはじめた頃でもあります。
背景として、IT関連会社が増えてきたことや就職氷河期でフリーターが増えてきたことが理由かもしれません。
その後、2003〜5年ぐらいから、「 新しい働き方 」という言葉がチラホラではじめました。
その代表的な働き方が、
「 半農半X 」と「 週末起業 」
です。
どちらの言葉も今ではあまり聞かなくなってきましたが、当時の 会社一辺倒の働き方 からしたら、とても魅力的で斬新な考えでした。
その時代を「 働き方1.0 」の時代として、どんな働き方だったか簡単に説明します。
半農半Xとは?
半農半Xとは、読んで字のごとく、半分農業して、後の半分は自分の好きな仕事Xをしようという働き方です。
最低限自分で食べるものは自分でまかなって、半分は自分の好きなことをしようということです。
自分も憧れましたが、やはり都会でやるには、ちょっと難しく、市民農園を借りるレベルでは半農にもならず、すぐにあきらめました(笑)
しかし、最低限自分の食べるものは確保して、半分は自分の好きな仕事をやろう というコンセプトはとても素晴らしいと感じました。
『半農半Xという生き方』(塩見直紀 2003年)
週末起業とは?
こちらも有名になった働き方です。
こちらも読んで字のごとく、サラリーマンが週末に自分の好きな事で副業する という働き方です。
なかなか年収があがらなくなってきた時代背景と、ネットの普及によって、個人でもオークションやネットショップがやりやすくなって生まれた働き方です。
これまた自分も憧れて、少しやってみましたが、やっぱり平日仕事をしていると、週末はゆっくり休みたいという理由から、すぐにあきらめました(笑)
ただ、週末起業は、サラリーマンでも事業所得を得る という考え方や、現在の 副業 にも繋がる、とても斬新な提案であったと思います。
『週末起業』(藤井孝一 2003年)
以上が「 働き方1.0 」の時代です。
お金でできることは3つある。
お金でできることは3つあります。
- 稼ぐ
- 貯める(ふやす)
- 使う
「お金を◯◯するとは」を、大きく分けると上の3つになります。
簡単にそれぞれ紹介すると、
お金を「稼ぐ」とは「 働き方 」のこと。
近年現れた「新しい働き方」を紹介しながら、「働く」とはどういうことかを考えていきたいと思います。
お金を「貯める」とは「 資産運用 」のこと。
超低金利で銀行に預けていても、ちっとも面白くない!
生きのびるには、お金にお金を稼いでもらう資産運用が大事になります。
お金を「使う」とは「 節約術 」のこと。
節約する上での大原則から、すぐに使えるテクニックを紹介しようと思います。
以上の3つのことを、これから、ひとつずつお話していこうと思います。
お金についてのブログを開設します。
お金に困ったときに、
お金のことをよく知ればお金に困らないかもしれない!
と、お金の研究をしてきました。
結果として、お金のことを良く知ることは、お金持ちになるためではなく、
貧乏にならないため なんだということがわかりました。
そして、お金については全然、学校では教えてもらってこなかったし、自分もそうでしたが、知らないで生活している人も多いと思いました。
自分が今までコツコツと調べてわかったことや、実践してきたことを、これから紹介していこうと思います。
貧乏にならないための予防として、お役に立てたら幸いです。
タワくん