生きのびるためのお金の話

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貧乏にならないためのお金の話です。

新しい働き方「パラレルキャリア」の時代。

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今回は、いよいよ「 働き方3.0 」の話をします。

 

「働き方3.0」は パラレルキャリア です。

 

パラレルキャリアとは? 

パラレルキャリアとは、元々、経営学で有名な ドラッガー博士 が提唱した働き方で、実は歴史が古いです。

以下の著書の中で述べられています。

 

『明日を支配するもの―21世紀のマネジメント』(1999年)

明日を支配するもの―21世紀のマネジメント革命

明日を支配するもの―21世紀のマネジメント革命

 

どんな働き方か簡単にいうと、本業+α の働き方で、αは 社会活動 であるというところが特徴です。

 

ドラッガー博士は、非営利組織の経営についても深く研究しており、これからの組織は非営利組織から学ぶことが多い といっています。

 

非営利組織は、売上を達成することよりも、ミッションを達成する方が大事 です。

なので、採算がとれなくても、ミッションを実現するのに必要であれば、儲からないからといって事業を撤退しない・できない という特徴があります。

 

本業+α(社会活動)のメリットは?

話が少しそれましたが、本業+αのαの社会活動というのは、公共、公益的な非営利的な仕事 を指すこともあれば、必ずしも仕事ではなく、文字通り ボラティア活動 であったり、自分のスキルを無償で提供する プロボノといいます)といった活動も含みます。

 

また、その活動で 知り合った人たちとの繋がり や、そこで 経験したこと 本業にも良い刺激として活かされ、相乗効果を生む といったメリットもあります。

 

『時間と場所を選ばない パラレルキャリアを始めよう!』(石山恒貴 2015年)

 

何か人の役に立ちたい と思う人が震災後にたくさん増えたのと、だからといって 生活の安定も大事 と考える人に支持された働き方だと思います。

 

本業は会社勤め をしながら、αで個人事業 としてワークショップを主宰する人もいます。

また、その逆で、フリーランスで個人事業 をしている人が、αとしてNPO法人で勤務 するといったパラレルキャリアもあります。

 

パラレルキャリアのポイントは、実は 事業所得と給与所得の両方得ること ではないかと思っています。

 

個人としての自立を得ながらも、会社で働く事の恩恵も得られる。

まさに、新しい働き方ですね。

 

以上が「 働き方3.0 」です。