新しい働き方「半農半X」と「週末起業」の時代。
お金を「稼ぐ」とは、つまり「 働き方 」のことではないでしょうか。
2000年頃から、就職しても同じ会社にずっといないで、転職することが珍しくなくなってきました。
また、お金よりも自分の好きな事をやりながら、そこそこに安定した生活ができればいい という価値観も生まれはじめた頃でもあります。
背景として、IT関連会社が増えてきたことや就職氷河期でフリーターが増えてきたことが理由かもしれません。
その後、2003〜5年ぐらいから、「 新しい働き方 」という言葉がチラホラではじめました。
その代表的な働き方が、
「 半農半X 」と「 週末起業 」
です。
どちらの言葉も今ではあまり聞かなくなってきましたが、当時の 会社一辺倒の働き方 からしたら、とても魅力的で斬新な考えでした。
その時代を「 働き方1.0 」の時代として、どんな働き方だったか簡単に説明します。
半農半Xとは?
半農半Xとは、読んで字のごとく、半分農業して、後の半分は自分の好きな仕事Xをしようという働き方です。
最低限自分で食べるものは自分でまかなって、半分は自分の好きなことをしようということです。
自分も憧れましたが、やはり都会でやるには、ちょっと難しく、市民農園を借りるレベルでは半農にもならず、すぐにあきらめました(笑)
しかし、最低限自分の食べるものは確保して、半分は自分の好きな仕事をやろう というコンセプトはとても素晴らしいと感じました。
『半農半Xという生き方』(塩見直紀 2003年)
週末起業とは?
こちらも有名になった働き方です。
こちらも読んで字のごとく、サラリーマンが週末に自分の好きな事で副業する という働き方です。
なかなか年収があがらなくなってきた時代背景と、ネットの普及によって、個人でもオークションやネットショップがやりやすくなって生まれた働き方です。
これまた自分も憧れて、少しやってみましたが、やっぱり平日仕事をしていると、週末はゆっくり休みたいという理由から、すぐにあきらめました(笑)
ただ、週末起業は、サラリーマンでも事業所得を得る という考え方や、現在の 副業 にも繋がる、とても斬新な提案であったと思います。
『週末起業』(藤井孝一 2003年)
以上が「 働き方1.0 」の時代です。