新しい働き方「小商い」と「月3万円ビジネス」の時代。
新しい働き方「小商い」と「月3万円ビジネス」の時代。
前回「働き方1.0」が半農半Xと週末起業であると書きました。
今回は「 働き方2.0 」についてお話しようと思います。
「働き方2.0」とは 小商い と 月3万円ビジネス だと思います。
これは、リーマンショック(2008年)や震災(2011年)後に現れた働き方です。
それぞれを簡単に説明します。
小商いとは?
読んで字の如し、小さな商い、スモールビジネスのこと です。
この働き方の特徴は、自分の持っている技術やノウハウを活かし、自分だけでできる規模を維持しながら商売する ところです。
クラフト系などのDIY精神を持った、ものづくり系 の人が多い印象です。
『ナリワイをつくる: 人生を盗まれない働き方』(伊藤洋志 2012年)
月3万円ビジネスとは?
基本的には小商いと精神は同じなのですが、小商いがあくまで1種類の仕事なのに対して、こちらは 月3万円ぐらいの仕事 を「 月に10個やれば、30万稼げちゃうじゃん 」という働き方です。
ちょっとだけ手伝ってほしい仕事や、月に3日だけ手伝ってほしいというようなニーズは意外とあるもので、人と人との繋がりを大切にする ところが特徴です。
また、ワークショップ系とも相性がよく、複数の仕事を持つことで リスクの分散 にも繋がります。
『月3万円ビジネス』(藤村靖之 2011年)
2つの働き方とも、実態のないマネーゲーム社会や無責任な大会社にうんざりしていた人に 自分ができる大きさで、自分の手を使う実感のある働き方 として支持されたのだと思います。
ただ、どちらの働き方も何らかの技術やノウハウを持っていないと始めるにはハードルが高いです。
また、お手伝い的な月3万円ビジネスも、年金や健康保険料を毎月支払ったり、養う家族がいる場合には、なかなか不安定で難しい働き方だと自分は思います。
以上が「 働き方2.0 」になります。