生きのびるためのお金の話

生きのびるためのお金の話

貧乏にならないためのお金の話です。

お金の達人に1円の大切さを学ぶ。(斎藤一人さん編)

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「お金のことはお金持ちに聞こう!」ということで、前回、邱永漢さんをご紹介しました。

ikinobiru-okane.hatenablog.jp

今回は二人目の、斎藤一人さん をご紹介します。

 

斎藤一人さんとは?

斎藤一人さん(通称:ひとりさん)は「銀座まるかん」という健康食品や化粧品を扱っている会社の創業者で、かつてあった 長者番付(高額納税者番付*1で、1993年から10年連続で10以内を達成し、2003年には累計納税額日本一になった方 です。

しかも、ひとりさんの納税は すべて事業所得 からの納税であり、名実ともに日本一の納税者、日本一の商売人 と言える人です。

 

そのひとりさんの教えにも1円にまつわる話があるので、紹介します。

その教えとは、

 

一円玉が落ちていたら助けてあげるんだよ

 

です。

 

ひとりさんによれば、1円玉を助けてあげると、1円玉のお父さんが、

 

「子どもを助けてくれて、ありがとうございました」

 

とお礼をいいに来てくれるというんですね。

 

1円玉のお父さんは5円玉。5円玉のお父さんは10円玉。

そうやって、100円、500円、1000円、5000円、10000円と続き、

 

1円を助けてあげれば、一族が集まってお礼に来てくれるんだ

 

という、なんとも摩訶不思議な話です(笑)

実際お金を稼いでいる人が言うものですから、本当なのでしょうが(笑)、1円を大切にする という点は、前回、ご紹介した邱永漢さんと同じことを言っています。

自分としては、日本的なアニミズムの香り がして、とても好きな話です。

 

邱永漢さんも斎藤一人さんも、東洋の金持ち父さん ですね。

ロバート・キヨサキさんの金持ち父さんが、アングロサクソン型のマネーリテラシーならば、このお二人は東アジア型のマネーリテラシー だと言えるのではないでしょうか。

 

グローバル化グローバル化と競争を煽られ、あたかもアメリカ的なお金の価値観が正しいように思ってしまいそうですが、自分は「 日本人は日本人のやり方で商売をすればいい 」と思います。

 

以上、「お金持ちから学ぼう」のコーナーは終わりになります。

最後に、ひとりさんのおすすめの著書を紹介します。

いくつかある著書の中で、自分が一番好きな本になります。

 

『ツイてる!」(斎藤一人 2004年)

ツイてる! (角川oneテーマ21)

ツイてる! (角川oneテーマ21)

 

これまた「ツイてる!」というだけで、運がついてくるというお話です(笑)

ぜひ、ご覧になってみてください。 

*1:政府が数千万~数億円単位の高額納税者を公示する制度。「高額納税者番付」や「長者番付」とも言われる。日本では2005年度分から廃止